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Posted by チェスト at

2017年02月25日

作家のランニングへのスタンス。

【新・営業時間のご案内】
★営業
月木:10~21時
水金土日:10~19時
※早じまい、遅開店あり (その場合はお伝えします)

⚫︎火曜定休(+臨時休業あり ※臨休はわかった時点でお知らせします)

つばめ文庫、開店しています。本日19時までです。
※あすも10〜19時予定です

写真はゆうべネット注文のあった本です。七高ご出身の方でしょうか。当店ではこのような書籍も取り扱っております。


村上春樹氏のランニングのエッセイ本を読んでいます。彼のランに対する考え方が実にストイックで身が引き締まります。
他方、もうひとりの“走る作家さん”こと、角田光代さんの、同じテーマでもスタンスのだいぶ違う記述とどうしても比べて読んでしまうのですよね。
村上さんは、小説を書き続けるには持続的な体力が必要だといいます。それがランニングによって鍛えられるという考えなのですよね。ほぼ毎日、平均10km走るようです。毎日ランを続けることだけでも経験上、難しいのはわかりますが、それだけでなく一回が10kmというのは、かなりすごいと思います。氏の“当たり前”はストイックです、実に。完全に毎日の一部ですよね。仕事と家事と同じ類だと。これがまたスピードも速いんです、一年に一回は出場し続けているというフルマラソンの大会の記録がほとんど、3時間半とか、それくらいですから。ご本人は決して速くはない、と仰ってますが、そんなばかな、ですよ、少なくとも私から見ましたら…。すごい。
また、文章もいいんですよね。いかにも村上さんらしく小説的に書き上げています。ドラマティックにというか… なんといえばいいのか、ピンと来ないのですが、とにかく村上節が前面に出ているのです。

角田さんのランニングエッセイはまた違います。ユーモラスに、というかご本人は当然必死なわけですが、村上さんのような思い詰めた感…悲壮感のようなものがないんです。そりゃ苦しさはひしひしと伝わってきますが、もっとこう一般人寄りの気持ちを滲み出す感じで。
「はぁはぁ、苦しい… でもこれが終わったらビールを飲むんだ… ビール…ビール…肉…肉…」みたいな。
もう必死ですよ、村上さんとはまた違う?種類の必死さを感じます。でも、とてもわかります、心境が。
というか、第一に、もともと「走りたくない…!」という心持ちなのが決定的に、(ランをしない)一般人寄りです。あぁ、身近なこの感じ。

このお二人、文章だとまったく別のスタンスを持っているかのように感じますが、同じところもあります。
まず、よくフルマラソンの大会に出場するという点。かっこいいですよ、ほんと。
そしてお二人とも「絶対に歩かない!」という強い信念を持っていることです。フルを走ったことにない私が言うのもおこがましいですが、フルを観戦しているとかなりの数の人が歩いています。それは気持ちはわかるのです、苦しいでしょうからね…。私もそうならないとは決して言い切れません、むしろ出ていないのでから言う資格自体もないですけど。 それで、そんなフルマラソンにおいてもこの作家おふたりは絶対に歩かない!という心持ちなのです。かっこいい!
あと、作家業は体力勝負、持続力が必要な面はランニングと同じ。だからランを続ける、という思いでしょうか。これも共通した思いですね。

好きな作家さんがともに励むランニング。私も末端のランナーながら同じ趣味を持てていることを勝手にうれしく感じています。
さぁ、残りのエッセイを読み切りましょうか。テンションを感じ続けながら…!  

Posted by つばめ at 10:35Comments(0)