2012年06月08日
イギリス旅行記 【5日目】 -古書の村①・人情篇-
こんばんわ、つばめです。
5日目は今回の目玉、Hay-on-Wye (ヘイオンワイ)です!
初っ端から寝坊気味…。ゆうべ(というか今日…)遅くまで飲んでいた天罰が下ったようです。。
ステイ先を10時ごろ出て(すでに遅い)、ヘイオンワイ最寄の街の駅・ヘリフォードまでの列車が出ているという
ヴィクトリア駅へ。ところが、窓口のおっちゃんは言うのです、
「テレフォン?! テレフォン?!?! …あそこにあるよ。 …え、、あぁ、ヘリフォードね?! ここからは出てねぇぞ。
パディントンからだ。パディントンへ向かえ!!」と。
あれまー、確か調べたところだと、ヴィクトリア駅からも列車が出てたはずだったんだけど。。
と首をひねりながらもパディントン駅へ移動し改めて出発します。
そしてここからがドタバタ劇が始まるのです。
改札の係員に「ヘリフォード行きはどれ?」と聞き、言われた列車に飛び込みました。
しかしそれは特急じゃなかったようなのです。一日4本しかないとの情報で慌てて飛び乗ったのでした。
計画では、ニューポート駅で一回乗り換えれば、計約4時間でヘリフォードまで行けるはずでした。
ところがこの列車、オックスフォードで一回、さらにどっか(駅名忘れました)でもう一回乗り換え、
そしてようやく到着したのは、5時間半後。すでにグダグダで。。
(文章で書けばあっという間なのですが、実際はなかなか大変でした。地下鉄もそうですが、イギリスでは
プラットフォームの看板に、次の駅・前の駅の表示がないのです。また、下車駅案内のアナウンスも駅に着く直前に
流れるのです。加えて各駅内にて路線図を見つけることが最後までとうとうできず。ですから目的地までの間に
何度も駅員さんあるいは車掌さんに聞いたり、お客さんに聞いたり、車内ではアナウンスを聞き漏らすまいとしたりと
悪戦苦闘でした…)

ようやく着いたヘリフォード。 ちなみに、日本に帰ってくるまで「ヘレフォード」と読んでいたため、駅のおじさんから
「テレフォンだって?!」と何度も聞きなおされたのかも…。
しかし、、、ようやく着いたのはいいとして… 今度は、なんと乗り換えのバスがないのである。
着いたのが遅くて終バスが去ったあとだったのです。
泣く泣くタクシーへすがりつきます。
「ヘイオンワイまでいくら?」 「ちょっと待って…(無線で本社に確認)…45£だよ!」 「…(ぐふっ!) …お、OK!」
かくして、やたらスピードをぶっ飛ばすタクシーに乗り一路ヘイオンワイを目指します。
途中の約40分間、いやな予感はしてましたがやはり的中。やたらに話しかけてくるのですよ!
「ヘイ、うんちゃん! 俺英語へたくそなんだよ、だからあんまり聞き取れないんだよ、すまないね!」
「Oh,OK~!」 で激減した会話を交わしつつ、野を超え草原を掻き分け、羊の群れを横目に、
かの地についに到着したのです。

到着直後の一枚。夕方を過ぎて人の気配はほとんど…

自分のキャリーケースのゴロゴロ音だけが響いていました。すばらしい外観・ディスプレイの
本屋群のウインドウにワクワク高鳴る胸。…全部閉まっておりましたが。。 明日を楽しみにして!と。
目の前に広がる草原と羊の群れにしばし時を忘れ…ていたのもつかの間。
さて古本屋を…と町を徘徊し始めると、、すべて閉店していたのでした。 さらに、予約したホテルが
なかなか見つからずにいると、
「ねぇ、どこに行くの?」
トボトボ歩いていた私に一人の青年が聞いてきます。
「ここだよ。知らないかい?」メモを見せます。
「…! なんだって! そこはここから車で40分はかかるぞ!!」
「えーーーーっ!?!? 遠いよ! しかも俺バスがなくてここまでタクシーできたんだ、40分かけて。。しかもキャッシュも今はほとんどない。運賃で消えちまったんだよ。」
「なんだって!? どーすんだよ?! 困ったな…」
…衝撃的でした。。 ところがその青年は急にこんなことを言い出したのです!
「よし、俺が何とかしてやるよ! ついてきな!」と。
「うれしいけどさ、いったいどうすんのさ??」 「俺が友達に激安で送っていけないか交渉するよ!」 「ほんとかよ?!」
もしやあとから高額な請求をされやしないかと警戒しながら何度も「俺は金が無い!」といい続けます。
「大丈夫、任せろって!」
次々と知り合いの(たぶん)パブやレストランを回って交渉を続ける青年。しかし全部答えはNOでした。
両親にさえ交渉してくれたのです。これもだめでしたが。
「よし、こうなりゃヒッチハイクだ!!」
な、何を言い出すかと思ったら、、本気でした。マジでヒッチハイクのやり方をレクチャーし始めたのです。
「ちょ、ちょっと待って!」と慌てて少し前から考え始めていたことを言います。
「俺さ、ホテルはもうキャンセルして、目の前にあるB&B(朝食付き民宿)に泊まるよ。考えてみたら、往復で時間は80分も
かかるし、またその移動費も馬鹿にならない。キャンセルしても31£だから、、それにそこのB&Bの30£を足せば61£になって、そっちのほうがかえって安くつきそうだしね。」
「…なるほど、そうだね。そうしようか! …ちょうどここにATMもあるじゃん!!」
と、結局B&Bに決まったのです。ヒッチハイクをなんとか止めました。(それはそれでさらにハチャメチャで楽しかったかもしれませんが)
ところがまたすぐに危機! 30£の宿が満室で… とその場に偶然にも隣のB&Bのオーナーの家族が。
「うちに泊まったら?」 青年「ありがとう。でも彼はあまりお金がないんだ。」 「大丈夫よ、なんとかするわ!」
と、ドキドキしながら隣まで案内され、今夜の宿にようやくありつけたのでした。。
その安堵した自分を優しいまなざしで見送る青年。。 「バーイ!」と爽やかに去っていったのです。
もっと名前をしっかり聞いてちゃんとしたお礼をできればよかったと、、今でも思い返すのです。
さて、B&Bです。
また、ここのオーナー夫妻が気さく過ぎて… 思い出すだけでも泣けてくるのです。。
とってもやさしい、やさしすぎるおばちゃんと、ご主人。
事情を青年から聞いていたおばちゃんが、「大丈夫よ、もう心配しないで。ゆっくりしてちょうだい。」と
いたわってくれます。ポットにたっぷりのミルクティーとビスケットをたくさん出してくれて、イギリス式の歓迎をしてくれてました。

おばちゃんこと、ヒラリーと。(翌朝撮ったものです)
「う、うまい…うぅぅ。。」感動でむせび泣きます(心の中で)。
そして部屋の案内のあとで、

寝室。ご、豪華過ぎ。。。枕が6つもあって、寝る時に5個をどかしました。

ユニットバス。何から何までなぜこんなにおしゃれなの!
「今からアルバート(ご主人)と夜の散歩に行くけど、あなたも行かない?」
と誘われ、「喜んで!」と同行させていただきます。
…静かな夕暮れ(とはいえ21時頃)のなか、羊たちのいる草原を歩きながら下手な英語で夫婦と会話をします。
小川を抜け、家々の路地も通り抜けて、、起伏にとんだ道のりでした。
「…今回はとても短い滞在のようだけど、またここに来るの?」
「えぇ、必ず! I ’ll be back !」
「Oh ! ターミネーター!! ズガガガガッ!!!」
と、これは日英共通の鉄板ネタだったらしくとてもウケておりました。
全部で約20分の散歩道。 それはとても、とても心に残るひとときでした。文字通り一生忘れない時間となりました。
家に着くと、ヒラリー(おばちゃん)は「私はもう寝るわ。明日の朝食は9時ね。おやすみ。」と帰っていきました。
その後アルバートの案内で真っ暗の中、町を一周します。ヘイ川も真っ暗で少し怖さも醸し出していました。

漆黒のヘイ川。川面に浮かぶ月明かりがとてもきれいでした。
明日の朝はきっと気持ちいはず…。店もまわるぞー…
その思いを旨に、この日は部屋に戻って即、バタンキュー…。。
実に、実に長い一日でした。。。。。
(6日目に続きます)
【6月の「店舗」営業日】
9、10、15、16、22、23、24、29、30 です。
※ 17(日)は、今月のD&DEPARTMENT 立会日です。今月はミニ「つばめ文庫」を開催します! (詳細は追ってお伝えします)
5日目は今回の目玉、Hay-on-Wye (ヘイオンワイ)です!
初っ端から寝坊気味…。ゆうべ(というか今日…)遅くまで飲んでいた天罰が下ったようです。。
ステイ先を10時ごろ出て(すでに遅い)、ヘイオンワイ最寄の街の駅・ヘリフォードまでの列車が出ているという
ヴィクトリア駅へ。ところが、窓口のおっちゃんは言うのです、
「テレフォン?! テレフォン?!?! …あそこにあるよ。 …え、、あぁ、ヘリフォードね?! ここからは出てねぇぞ。
パディントンからだ。パディントンへ向かえ!!」と。
あれまー、確か調べたところだと、ヴィクトリア駅からも列車が出てたはずだったんだけど。。
と首をひねりながらもパディントン駅へ移動し改めて出発します。
そしてここからがドタバタ劇が始まるのです。
改札の係員に「ヘリフォード行きはどれ?」と聞き、言われた列車に飛び込みました。
しかしそれは特急じゃなかったようなのです。一日4本しかないとの情報で慌てて飛び乗ったのでした。
計画では、ニューポート駅で一回乗り換えれば、計約4時間でヘリフォードまで行けるはずでした。
ところがこの列車、オックスフォードで一回、さらにどっか(駅名忘れました)でもう一回乗り換え、
そしてようやく到着したのは、5時間半後。すでにグダグダで。。
(文章で書けばあっという間なのですが、実際はなかなか大変でした。地下鉄もそうですが、イギリスでは
プラットフォームの看板に、次の駅・前の駅の表示がないのです。また、下車駅案内のアナウンスも駅に着く直前に
流れるのです。加えて各駅内にて路線図を見つけることが最後までとうとうできず。ですから目的地までの間に
何度も駅員さんあるいは車掌さんに聞いたり、お客さんに聞いたり、車内ではアナウンスを聞き漏らすまいとしたりと
悪戦苦闘でした…)

ようやく着いたヘリフォード。 ちなみに、日本に帰ってくるまで「ヘレフォード」と読んでいたため、駅のおじさんから
「テレフォンだって?!」と何度も聞きなおされたのかも…。
しかし、、、ようやく着いたのはいいとして… 今度は、なんと乗り換えのバスがないのである。
着いたのが遅くて終バスが去ったあとだったのです。
泣く泣くタクシーへすがりつきます。
「ヘイオンワイまでいくら?」 「ちょっと待って…(無線で本社に確認)…45£だよ!」 「…(ぐふっ!) …お、OK!」
かくして、やたらスピードをぶっ飛ばすタクシーに乗り一路ヘイオンワイを目指します。
途中の約40分間、いやな予感はしてましたがやはり的中。やたらに話しかけてくるのですよ!
「ヘイ、うんちゃん! 俺英語へたくそなんだよ、だからあんまり聞き取れないんだよ、すまないね!」
「Oh,OK~!」 で激減した会話を交わしつつ、野を超え草原を掻き分け、羊の群れを横目に、
かの地についに到着したのです。

到着直後の一枚。夕方を過ぎて人の気配はほとんど…

自分のキャリーケースのゴロゴロ音だけが響いていました。すばらしい外観・ディスプレイの
本屋群のウインドウにワクワク高鳴る胸。…全部閉まっておりましたが。。 明日を楽しみにして!と。
目の前に広がる草原と羊の群れにしばし時を忘れ…ていたのもつかの間。
さて古本屋を…と町を徘徊し始めると、、すべて閉店していたのでした。 さらに、予約したホテルが
なかなか見つからずにいると、
「ねぇ、どこに行くの?」
トボトボ歩いていた私に一人の青年が聞いてきます。
「ここだよ。知らないかい?」メモを見せます。
「…! なんだって! そこはここから車で40分はかかるぞ!!」
「えーーーーっ!?!? 遠いよ! しかも俺バスがなくてここまでタクシーできたんだ、40分かけて。。しかもキャッシュも今はほとんどない。運賃で消えちまったんだよ。」
「なんだって!? どーすんだよ?! 困ったな…」
…衝撃的でした。。 ところがその青年は急にこんなことを言い出したのです!
「よし、俺が何とかしてやるよ! ついてきな!」と。
「うれしいけどさ、いったいどうすんのさ??」 「俺が友達に激安で送っていけないか交渉するよ!」 「ほんとかよ?!」
もしやあとから高額な請求をされやしないかと警戒しながら何度も「俺は金が無い!」といい続けます。
「大丈夫、任せろって!」
次々と知り合いの(たぶん)パブやレストランを回って交渉を続ける青年。しかし全部答えはNOでした。
両親にさえ交渉してくれたのです。これもだめでしたが。
「よし、こうなりゃヒッチハイクだ!!」
な、何を言い出すかと思ったら、、本気でした。マジでヒッチハイクのやり方をレクチャーし始めたのです。
「ちょ、ちょっと待って!」と慌てて少し前から考え始めていたことを言います。
「俺さ、ホテルはもうキャンセルして、目の前にあるB&B(朝食付き民宿)に泊まるよ。考えてみたら、往復で時間は80分も
かかるし、またその移動費も馬鹿にならない。キャンセルしても31£だから、、それにそこのB&Bの30£を足せば61£になって、そっちのほうがかえって安くつきそうだしね。」
「…なるほど、そうだね。そうしようか! …ちょうどここにATMもあるじゃん!!」
と、結局B&Bに決まったのです。ヒッチハイクをなんとか止めました。(それはそれでさらにハチャメチャで楽しかったかもしれませんが)
ところがまたすぐに危機! 30£の宿が満室で… とその場に偶然にも隣のB&Bのオーナーの家族が。
「うちに泊まったら?」 青年「ありがとう。でも彼はあまりお金がないんだ。」 「大丈夫よ、なんとかするわ!」
と、ドキドキしながら隣まで案内され、今夜の宿にようやくありつけたのでした。。
その安堵した自分を優しいまなざしで見送る青年。。 「バーイ!」と爽やかに去っていったのです。
もっと名前をしっかり聞いてちゃんとしたお礼をできればよかったと、、今でも思い返すのです。
さて、B&Bです。
また、ここのオーナー夫妻が気さく過ぎて… 思い出すだけでも泣けてくるのです。。
とってもやさしい、やさしすぎるおばちゃんと、ご主人。
事情を青年から聞いていたおばちゃんが、「大丈夫よ、もう心配しないで。ゆっくりしてちょうだい。」と
いたわってくれます。ポットにたっぷりのミルクティーとビスケットをたくさん出してくれて、イギリス式の歓迎をしてくれてました。

おばちゃんこと、ヒラリーと。(翌朝撮ったものです)
「う、うまい…うぅぅ。。」感動でむせび泣きます(心の中で)。
そして部屋の案内のあとで、

寝室。ご、豪華過ぎ。。。枕が6つもあって、寝る時に5個をどかしました。

ユニットバス。何から何までなぜこんなにおしゃれなの!
「今からアルバート(ご主人)と夜の散歩に行くけど、あなたも行かない?」
と誘われ、「喜んで!」と同行させていただきます。
…静かな夕暮れ(とはいえ21時頃)のなか、羊たちのいる草原を歩きながら下手な英語で夫婦と会話をします。
小川を抜け、家々の路地も通り抜けて、、起伏にとんだ道のりでした。
「…今回はとても短い滞在のようだけど、またここに来るの?」
「えぇ、必ず! I ’ll be back !」
「Oh ! ターミネーター!! ズガガガガッ!!!」
と、これは日英共通の鉄板ネタだったらしくとてもウケておりました。
全部で約20分の散歩道。 それはとても、とても心に残るひとときでした。文字通り一生忘れない時間となりました。
家に着くと、ヒラリー(おばちゃん)は「私はもう寝るわ。明日の朝食は9時ね。おやすみ。」と帰っていきました。
その後アルバートの案内で真っ暗の中、町を一周します。ヘイ川も真っ暗で少し怖さも醸し出していました。

漆黒のヘイ川。川面に浮かぶ月明かりがとてもきれいでした。
明日の朝はきっと気持ちいはず…。店もまわるぞー…
その思いを旨に、この日は部屋に戻って即、バタンキュー…。。
実に、実に長い一日でした。。。。。
(6日目に続きます)
【6月の「店舗」営業日】
9、10、15、16、22、23、24、29、30 です。
※ 17(日)は、今月のD&DEPARTMENT 立会日です。今月はミニ「つばめ文庫」を開催します! (詳細は追ってお伝えします)
Posted by つばめ at
21:20
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