2016年09月26日
9/11 講演会レポート。

9/26(月) つばめ文庫、Open。19時までです。
※明日は定休日です…
#つばめ文庫
【スケジュール案内 ※水色部分が店舗不在の日時です】

9/11のイベントレポート
この日は、純心女子短大さん主催の子育てに関するセミナーが行われました。
当店も、お子さんに関連するものを中心に、本の出張販売の依頼を受け、行ってまいりました。

しかし私自身、セミナー(講演会)を聴きたく、店番を途中から学生さんにお任せし(失礼しました&ありがとうございました)、
会場内におりました。
講師はベストセラー『嫌われる勇気』を送り出した、岸見一郎さんです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E8%A6%8B%E4%B8%80%E9%83%8E
アドラー心理学の研究者でもあり、それを踏まえた啓発本として非常に人気を博しています。
“子育てには、叱りも褒めもしないことが大事”という非常に興味深いテーマだったのです。氏がベストセラーの著者というのもありましたが、
この話を聴きたいというのもありまして、セミナーを心待ちにしていました。
受講者は100名以上いたようです。子連れのママや年配の方まで幅広い世代の方々がおられました。県民交流センター(全体の会場)の非常に広い会議室(ホール?)でした。
結論から言うと、なかなか実践が難しいな、、実際にはそんな風にできないんじゃないかな、という感想を正直…。
「子どもを一人の人間として敬い“対等に”接することが肝要なんですね。叱るも、褒めるも上から目線になる。なので子どもは…(ここを聞き逃していた気がします… あまりよくない影響がある、ということを言ってましたが)。叱るときは、感情的になるのではなく“言葉で淡々と説明をする”(たとえば「ここで騒ぐと周りの人が話を聞けないから騒いではいけませんよ」などと)。それでいいんです。また、たとえば静かにしないといけないところで静かに最後まで出来ていたとしますね。その場合、やはり褒めてはいけない。子どもはどういう状況かわかっているんです。自然と静かにできている。それを「静かにできたねー、えらいえらい」とすると、かえってわざと泣いたり騒いだりして困らせようとするんですね。
…(中略) やはりひとりの人間として同じ目の高さで接することが子育てに必要です。」
…現在独身でまだ子どものいない私には未経験のことばかりで、周囲の子育て中の知り合いや目にする親子の様子を見ていろいろ思うしかないのですが、この講演の内容を実践するのはいかにも容易でなさそうです。でもいい勉強になりました。
追記・講演会の最後に質疑応答がありました。そのなかのひとつの質問に「怒りについて」がありました。これについても岸見さんの見解は独自でした。
「そもそも怒りという感情はないんですね。これもイライラするというのは何か伝えたいことがあるからなんです。それをきちんと相手に言えばいいんですよ。イライラしてるだけでは伝わらないしいつまでも解決しない。だから伝える。ですから、怒るという行為自体、もともと存在しないんです」という旨。…うーん、私はまだまだそんな境地にはなり得なそうです。。
いろいろ思うことのある講演会でしたが、面白いお話をお聞きすることができました。
純心女子短大のみなさま、お世話になりました、ありがとうございました。
Posted by つばめ at
10:03
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