2016年09月14日
【告知】10/25(火)~11/6(日) は「維新ふるさと館古書店」実施します!
9/14(水) つばめ文庫、10時Open。本日は18時までです。


10/25〜11/6 の期間、維新ふるさと館で画像のイベントを行います。鹿児島の郷土本が一斉に展示販売されます!ぜひ、お越しください。
硬い本ばかりでなく読みやすいものも多数あります。楽しいですよ!ぜひ!
#つばめ文庫


10/25〜11/6 の期間、維新ふるさと館で画像のイベントを行います。鹿児島の郷土本が一斉に展示販売されます!ぜひ、お越しください。
硬い本ばかりでなく読みやすいものも多数あります。楽しいですよ!ぜひ!
#つばめ文庫
Posted by つばめ at
09:54
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2016年09月14日
村上春樹さんトークショー続き。 ★村上春樹ファンはぜひお読みください
おはようございます。
先日は話が途切れたままでした。
村上春樹さんのお話の続きです。


さて、村上春樹さんがついに二階からおもむろに登場!
場内が一斉に息を飲むのがわかります。静かな興奮がしかし確実に伝わってきました。
で、一瞬にして拍手の嵐が巻き起こります。そのまま登壇。
「こんにちは。」これが第一声だった…かな。急に記憶が曖昧に。

私、いちばん前の、しかもど真ん中の席ですからもう目と鼻の先に村上さんがおられて、大興奮ですよ!
もともと大ファンでもないのに、こんなところにいて恐縮です、ほんとに。。
村上春樹さんはこうやって実在するのです!
「もともと私たちは、三人で東京でサークルのような集まりをやっていました。でも吉本由美さんが熊本に帰郷されて、
いつのまにか自然消滅していたわけです。ふと熊本に行くことになり、じゃあということで都築さんに声をかけて、熊本でこのサークルの再会を果たそうと、そんな感じです。それで少し前に熊本に来て吉本さんの案内であちこち回りました。…そのけっこうすぐ後に大地震が発生して、、。それで熊本のことを考え、今回の“するめ基金”を立ち上げたんです。復興に役立ててもらおうと。けっこうな金額が貯まりました。ありがとうございます。まだ使い道を考えていないのですが…。それから、あの我々が訪れたスポットもどんな風になってしまったのだろうか、と気になっていました。そこで今回熊本に再来することにしたのですけど、ただ行くだけではなんなので、この三人でなにかさらに役立つことはできないかと、今回のトークショーなどの集まりを考えたのです。ということで、この会の参加費も基金に回します」
と今回の趣旨のお話が。基金は莫大な額が集まったのでしょうが、これから使い道を考えるということで見守っていきたいところです。
そして、「ということで、何か芸をしないといけないのですが、私は特にこれといってできることがないので、朗読をしようかと」と言い、
朗読が始まりました。
短編小説を二篇朗読されました。一作目が「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」、二作目が「鏡」、ともに初期の短編集『カンガルー日和』のなかの作品です。
…いやぁ、よかったです。朗読中の間の取り方、途中で紙コップの水を飲む仕草(音を立てずにそっと扱う)、そして身振り手振りを多めに交えて読み進めるスタイルが斬新でした。一作目は、いまでもこの作品が好きです、と言われることが多いそうです。ご本人も好きだそう。二作目は、何か怖い話を書こうとしたがあまり怖いものにならずでした(苦笑)、ということでした。(…が私には十分こわかったです)
以上、村上さんのソロコーナーはこれで終わりました。
追記・途中、こんな話もされました。
「人の心を動かすことができるのが小説を書くうれしさですね。もちろん動かせないこともあるけれど。で、いろいろな感想をいただきますけど、特にうれしいのがフィジカルな感想です。たとえば、“村上さんの作品を読んでいるとやたらにお腹がすきます”とか“やたらにビールを飲みたくなります”とかですね。笑 もちろん、“人生が変わった”とかでもいいんですけど、それは実感がわかないんです」
次は都築さんのオモシロ話です(次回に続きます)
先日は話が途切れたままでした。
村上春樹さんのお話の続きです。


さて、村上春樹さんがついに二階からおもむろに登場!
場内が一斉に息を飲むのがわかります。静かな興奮がしかし確実に伝わってきました。
で、一瞬にして拍手の嵐が巻き起こります。そのまま登壇。
「こんにちは。」これが第一声だった…かな。急に記憶が曖昧に。

私、いちばん前の、しかもど真ん中の席ですからもう目と鼻の先に村上さんがおられて、大興奮ですよ!
もともと大ファンでもないのに、こんなところにいて恐縮です、ほんとに。。
村上春樹さんはこうやって実在するのです!
「もともと私たちは、三人で東京でサークルのような集まりをやっていました。でも吉本由美さんが熊本に帰郷されて、
いつのまにか自然消滅していたわけです。ふと熊本に行くことになり、じゃあということで都築さんに声をかけて、熊本でこのサークルの再会を果たそうと、そんな感じです。それで少し前に熊本に来て吉本さんの案内であちこち回りました。…そのけっこうすぐ後に大地震が発生して、、。それで熊本のことを考え、今回の“するめ基金”を立ち上げたんです。復興に役立ててもらおうと。けっこうな金額が貯まりました。ありがとうございます。まだ使い道を考えていないのですが…。それから、あの我々が訪れたスポットもどんな風になってしまったのだろうか、と気になっていました。そこで今回熊本に再来することにしたのですけど、ただ行くだけではなんなので、この三人でなにかさらに役立つことはできないかと、今回のトークショーなどの集まりを考えたのです。ということで、この会の参加費も基金に回します」
と今回の趣旨のお話が。基金は莫大な額が集まったのでしょうが、これから使い道を考えるということで見守っていきたいところです。
そして、「ということで、何か芸をしないといけないのですが、私は特にこれといってできることがないので、朗読をしようかと」と言い、
朗読が始まりました。
短編小説を二篇朗読されました。一作目が「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」、二作目が「鏡」、ともに初期の短編集『カンガルー日和』のなかの作品です。
…いやぁ、よかったです。朗読中の間の取り方、途中で紙コップの水を飲む仕草(音を立てずにそっと扱う)、そして身振り手振りを多めに交えて読み進めるスタイルが斬新でした。一作目は、いまでもこの作品が好きです、と言われることが多いそうです。ご本人も好きだそう。二作目は、何か怖い話を書こうとしたがあまり怖いものにならずでした(苦笑)、ということでした。(…が私には十分こわかったです)
以上、村上さんのソロコーナーはこれで終わりました。
追記・途中、こんな話もされました。
「人の心を動かすことができるのが小説を書くうれしさですね。もちろん動かせないこともあるけれど。で、いろいろな感想をいただきますけど、特にうれしいのがフィジカルな感想です。たとえば、“村上さんの作品を読んでいるとやたらにお腹がすきます”とか“やたらにビールを飲みたくなります”とかですね。笑 もちろん、“人生が変わった”とかでもいいんですけど、それは実感がわかないんです」
次は都築さんのオモシロ話です(次回に続きます)
Posted by つばめ at
09:36
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