2014年09月30日
佐々木マキ。
勢いのあるうちにブログ書きます、つばめです。
今朝は一件、買取りに行ってまいりました。別冊・太陽やほるぷ等催事向けの本をお売りいただきました。
ありがとうございます。
きょう・あすは定休日です。溜まったことを片付けます。(片付くのか?)
さて、忘れぬうちに書いとかなきゃ! おとといの佐々木マキの講演のこと!
これがですね、、めちゃくちゃ面白かったのですよ。勉強になりました~。
佐々木マキ、、まず(ファンからはお叱りを受けそうですが)ご本人が“男”だったことに衝撃を受けました!
知りませんでした… 漫画は詳しくないとはいえ、古本屋としてだめでしょう、きっとこれは。。なので、声には出さず顔は平静を装ったまま
心の中で驚いていました。 で、本題。
佐々木マキ、私の中ではまずイラストレーターというイメージでして、それが漫画家だったということがなかなか実感がわかず、
改めてその場で回覧された『ガロ』などの作品を見てうなっていました。そして…漫画の内容がわからない………
私はさっぱりでした。実は講師の橋本さんもお話されていたのです、「私には昔からさっぱりわからないんです」と。
内容が難解、というより(特に当時においては)アート的な、芸術的な、そんな感覚を持つ作品なんですね。
で、これ、「こんなのマンガじゃない!」とあの“漫画の神様”手塚治虫もかなり批判していたとか。
ストーリーもない、キャラもいない、テーマもない、、などとそういう漫画の手法を(あえて?)逸脱していたというのです。
でもその手塚氏による批判は裏を返せば実は最高の褒め言葉でもあるということですが、当時としては「あの手塚治虫が批判するのだから違うんだろう」という読み手側の印象があったようです。で、それがきっかけでイラストのほうへ主軸を移していったとか。
とても面白いお話でした。同時に、『ガロ』や『少年マガジン』、そして『朝日ジャーナル』などの当時(1960年代)の雑誌やマンガ誌のトレンドも
知ることができ、古本屋としても大いに勉強になりました。
“右手に『朝日ジャーナル』”、左手に『少年マガジン』”という言葉もあったようで。(朝日ジャーナルを持っていればモテる、しかし読んでいるのはマガジン、という当時のスタイルを表していたようです)
それと、講師の、熊本古書組合加盟・漫画専門店「キララ文庫」の橋本さん!古書店を舞台にした『金魚屋古書店』という漫画があるのですが、なんとその漫画誌面での作品等の解説者だったのです。たいへん失礼ながらそれを知らずでした。すごいなぁ。
本当に全国的に有名なマンガ博士です!
いま、熊本に“漫画ミュージアム”の開設に向け動いておられます。協力できることがあればいいですけど、私にできることがあるのかなぁ…

展示会「佐々木マキ見本帖」は11/10 まで開催中です! @かごしまメルヘン館
【つばめ文庫・営業案内】
●本日~10/7(火) → 3・4・5(金~日)以外は、店舗通常通りです。(火曜水曜定休)
★在庫セール!★
10/2(木)まで (※定休日にご注意ください)
全品ではありませんが、ある程度の割合を対象商品とします。
10/3・4・5(金~日)は… ★「第三回 古書店店主と楽しむ古書目利き市」★ (下記) ぜひご来場を!!

今朝は一件、買取りに行ってまいりました。別冊・太陽やほるぷ等催事向けの本をお売りいただきました。
ありがとうございます。
きょう・あすは定休日です。溜まったことを片付けます。(片付くのか?)
さて、忘れぬうちに書いとかなきゃ! おとといの佐々木マキの講演のこと!
これがですね、、めちゃくちゃ面白かったのですよ。勉強になりました~。
佐々木マキ、、まず(ファンからはお叱りを受けそうですが)ご本人が“男”だったことに衝撃を受けました!
知りませんでした… 漫画は詳しくないとはいえ、古本屋としてだめでしょう、きっとこれは。。なので、声には出さず顔は平静を装ったまま
心の中で驚いていました。 で、本題。
佐々木マキ、私の中ではまずイラストレーターというイメージでして、それが漫画家だったということがなかなか実感がわかず、
改めてその場で回覧された『ガロ』などの作品を見てうなっていました。そして…漫画の内容がわからない………
私はさっぱりでした。実は講師の橋本さんもお話されていたのです、「私には昔からさっぱりわからないんです」と。
内容が難解、というより(特に当時においては)アート的な、芸術的な、そんな感覚を持つ作品なんですね。
で、これ、「こんなのマンガじゃない!」とあの“漫画の神様”手塚治虫もかなり批判していたとか。
ストーリーもない、キャラもいない、テーマもない、、などとそういう漫画の手法を(あえて?)逸脱していたというのです。
でもその手塚氏による批判は裏を返せば実は最高の褒め言葉でもあるということですが、当時としては「あの手塚治虫が批判するのだから違うんだろう」という読み手側の印象があったようです。で、それがきっかけでイラストのほうへ主軸を移していったとか。
とても面白いお話でした。同時に、『ガロ』や『少年マガジン』、そして『朝日ジャーナル』などの当時(1960年代)の雑誌やマンガ誌のトレンドも
知ることができ、古本屋としても大いに勉強になりました。
“右手に『朝日ジャーナル』”、左手に『少年マガジン』”という言葉もあったようで。(朝日ジャーナルを持っていればモテる、しかし読んでいるのはマガジン、という当時のスタイルを表していたようです)
それと、講師の、熊本古書組合加盟・漫画専門店「キララ文庫」の橋本さん!古書店を舞台にした『金魚屋古書店』という漫画があるのですが、なんとその漫画誌面での作品等の解説者だったのです。たいへん失礼ながらそれを知らずでした。すごいなぁ。
本当に全国的に有名なマンガ博士です!
いま、熊本に“漫画ミュージアム”の開設に向け動いておられます。協力できることがあればいいですけど、私にできることがあるのかなぁ…

展示会「佐々木マキ見本帖」は11/10 まで開催中です! @かごしまメルヘン館
【つばめ文庫・営業案内】
●本日~10/7(火) → 3・4・5(金~日)以外は、店舗通常通りです。(火曜水曜定休)
★在庫セール!★
10/2(木)まで (※定休日にご注意ください)
全品ではありませんが、ある程度の割合を対象商品とします。
10/3・4・5(金~日)は… ★「第三回 古書店店主と楽しむ古書目利き市」★ (下記) ぜひご来場を!!

Posted by つばめ at 11:36│Comments(4)
この記事へのコメント
つばめさんのお師匠さまから講演のお話お聞きしました。行きたかったなぁ~
Posted by イニシャルビスケットの「K」 at 2014年09月30日 21:56
>イニシャルビスケットの「K」さん
ここで早く告知しておけばよかったです。ごめんなさい。またお話の機会があればすぐご案内します。
ここで早く告知しておけばよかったです。ごめんなさい。またお話の機会があればすぐご案内します。
Posted by つばめ
at 2014年10月01日 12:44

予備知識がない頃とある書店で「うみべのまち」を手にした時衝撃が走りました…
Posted by イニシャルビスケットの「K」 at 2014年10月01日 23:11
>イニビスの「K」さん
その作品をメインに漫画の紹介をされましたよ、橋本さん。
衝撃的ですよねぇ、、、さっぱりわかりませんでした…
その作品をメインに漫画の紹介をされましたよ、橋本さん。
衝撃的ですよねぇ、、、さっぱりわかりませんでした…
Posted by つばめ
at 2014年10月02日 10:01
