2017年08月07日

道。 -この道を行けばどうなるものか-

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こんなことを書くな、とまた言われそうですが書きますと、やはりいつもの一進一退の苦悩のことなんですね。
古本屋…その存在意義を自分でしっかり認識しているつもりではありますが、やはり懐疑的になってしまう。

「過去の重要な書籍・資料を後世に伝えていく。あるいは探している人に提供する」

そういうことなんでしょうし、実際に感謝もされます。そのときはこちらもこれ以上ない幸せ感に浸れるのです。
が、しかし悲しいかな。そういう資(史)料や書物を探しておられる方の数が圧倒的に少ないと思うのです。
存在意義が仮にあるとしても、それに適う方がやはり少なければ“商売”として成立するのは難しいのかな。

もちろん古本屋を、割と最近の新刊が安く買えるお店と使ってもらっても構いませんし、古本まつりなどの出張販売イベントに参加するとけっこう一般的な本が売れたりします。そういう新古書を求めるお客さまが大多数なのが現実です。私も読書は正直もっぱらそういう本をメインに読みますので、わかります。でも、商売を続けていくにはそれだけでは厳しいのが現実。やはり歴史的価値のある資(史)料・書物が私たちの食い扶持になります。(とはいえ、新しめの本だけで商売を成立させている方もたくさんおられるのも事実。すごいと思います。ただ、主に価格競争。個人的にはあまり触手がのびなく…。まぁそんなこと言ってる場合でもないのでしょうが…)

まぁいままでこんなことは幾度となく考え続けてきたことではありますが、絶望の淵に立たされるたびにちょっとした売上げが発生し、なんとか復活してきた。それで態勢を整え直したあとはまたしばらく乗り切ってこれた。でもまたしばらくして伸び悩み、苦悩してしまう…。
この繰り返しです。だからまぁ、なんというか、「だったらつべこべ言わず、ここでそんなこと書いてる暇あったら工夫して売り上げを伸ばすべく努力しろよ」という話になるのでしょうが、でもキリがない。そろそろ根本的な展望を考えないと。
この先、この繰り返しでいいはずがない。

細かい話をしていけば、マイナーチェンジは少しずつ行っています。たとえば、鹿児島での市場開催の動きも進んでおり、実は試験的運行など段階的に行っている。店の棚に並ぶ本の質を上げている。ネット販売の強化を行う…など。

完全には、と言えなくても、ある程度は安定的な仕事にするためにはこれらのマイナーチェンジを続ける必要があるのですが、それらを続ける体力が先になくなってしまいそうな現実があります。
とりあえずまだ死にていというわけではないので、思いつくことを続けつつ、道を模索するしかなそうです。




Posted by つばめ at 10:50│Comments(0)
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