2016年02月24日

本のリスト公開! -2015・これが私のベスト!追記-

こんにちは。
先日、イベントの子細をまとめたところ、数人の方から「タイトルを公表せぃ」とアドバイス兼お叱りを受けました。
それもそうだなと即、思いました…。なんでそれを書くとき思わなかったんだろう?? と自らを不思議がりながら、いまここに記します。

紹介順に。
1、『家族という名の病』 下重暁子 幻冬舎
…現代の家族像に対し、「それ、おかしいんじゃないの?」と批判的に書かれているようです。が、その著者も言ってることが矛盾してるんじゃないのか、と紹介者が突っ込んでのが印象的でした。個人的にかなり読んでみたい本です。しかしたとえばアマゾンのレビューではかなり厳しい評価を受けています。それがかえって気になる私の性分です…

2、『みんな彗星を見ていた』 星野博美 文藝春秋
…日本の歴史のなかで弾圧され続けたキリスト教。それを著者独自の視点・表現で描いた一冊とのことです。宗教関連にそれまで特に関心を抱かなかったが、この本でキリスト教内でも宗派別の相違点、そして民俗的な視点からの考察など得るものがいろいろあったとのとでした。これも最近特に民俗の話に惹かれる私としてはおおいにそそられる内容です。

3、『いつかティファニーで朝食を』 マキヒロチ 新潮社
…思いっきり現代の等身大の女性たちのリアル感あふれるドラマです。“朝食”を通して20代後半の悩める女性たちの仕事や生活、揺れる心情を彩りゆたかに表現しています。物語に登場する朝食を提供するお店はすべて実在しているのが大きな特徴の漫画です。出てくる料理がどれもうまそう…。私、紹介者さんからお借りして早速読んでいる状況です。 (なのですでに少々詳しいです… 福岡の紹介されているお店は私の好きなところでした!驚き!)

4、『Sunny』 松本大洋 小学館
…児童養護施設で暮らす子どもたちの生活を描いた漫画です。精神的に辛くなったとき、敷地内にある動かない旧い車・サニーに閉じこもり癒しを求める子ども達。その心境が綴られているそうです。ところで、作者の松本氏の母親はあの工藤直子さんで(!)、さらに自身の子どもの頃の実体験がベースだということで、自叙伝的な意味合いもあるようです。そのリアリティ感あふれる内容に興味津々です。

5、『地図になかった世界』 エドワード・P・ジョーンズ 訳/小澤英実 白水社
…黒人の奴隷を使っている主人自体が黒人であるという、まず意外な話に驚きました。その主人と奴隷たちの生活を描いた小説ということです。が、その生活は決して悲惨なものではなく、みんな自由にのびのびと暮らしているというこれまた意外な内容のようです。展開がかなり気になるのです…。

6、『大東亜論 -巨傑誕生篇-』 小林よしのり 小学館
…私(店主)の紹介した本です。明治維新後の行き過ぎた欧化政策に異を唱える旧士族たちの、日本を憂う気持ちとそれをもとにした行動を熱く描いています。主人公は頭山満。志半ばに自害で散った西郷隆盛の意志を受け継ぎ、世直しのために立ち上がりますが…。 現代につながってくる明治初期からの話です。深く知られていない歴史を知ってほしい思いです(私談)。

7、『悩む力』 斉藤道雄 みすず書房
…精神障害者の労働現場を追ったルポです。ここの際立った特徴が、「何が起こっても、絶対に怒らない、咎めない、否定しない」。そんな環境で仕事が進むものだろうか? …それが、きちんと進むということなのです!一体どうやって…?? なかには、「それでも罰を与えないのか?」と思うほど嫌悪する場面でも、全員で許容するシステムが堅持されているのだとか。非常に不思議です…。読んでみないと。。 そしてこの本、今回、“一番読みたくなった本”として見事選ばれました!

…以上が、今回登場した本です。さぁ、どうでしょうか? みなさん、読んでみたくなりませんか??
上に書いたとおり、結局私はすべて読みたくなったのですけれども・・・・・。(←感化されやすい)

しかしこうやって改めて振り返ってみますと、なんとなく関連するような本が数冊あるように感じます。
面白いものです。



Posted by つばめ at 18:09│Comments(0)
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