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Posted by チェスト at

2016年12月03日

本へのスタンスと並べ方、一考。

【今後のスケジュール】

●つばめ文庫 開店日時
12/6(火) 10:00~18:00
12/7(水) 10:00~18:00


●催事
12/9(金)~12(月) 石蔵古本市 -万世・丁子屋石蔵- (南さつま市)
参加店=古書リゼット・あづさ書店・泡沫・特価書店・つばめ文庫



本好きには二種類ある。昨日そんな話が出た。
まず第一に、本自体が好き、というパターンだ。主に装丁やそのモノ自体に惹かれる、という感じである。
古本屋さんの好むパターンとして多いのではないか、という常連さんの指摘が個人的にもしっくり来て頭に残っている。
神保町が特にわかりやすく、アンティーク的な価値観で本の存在を捉えているのでは、という意見だった。

これに対し、別の好み方が、内容だ。装丁は端的に言ってしまえばもう関係ない。内容が良ければ、いやもっと端的に言えば、内容さえわかれば(中身が読めれば)、それでOKという考え方。
実は私も仕事こそ古本屋だけど、個人的な本へのスタンスとしてはこんな感じだ。

さらに上の二つのパターンの複合もあって、装丁・中身ともによいものにこだわって集める、そんな具合である。
…でもいろいろ考えたら、本好きならどちらも好きであるんでしょうけどね。というか、いちいち考えはしないでしょうけど。

で、これらの考えは、その店の本棚作りにも影響を与える。
師匠は古書店らしく、装丁の良い本を、特に出張販売では多く目立つように並べる。確かにかっこいい。
(それでいてもちろん、内容も伴っているものが多数ですけどね)
それに比べ私は、見た目にはこだわらず、詰めてどんどん並べる場合が多い。もちろん明らかに見た目がいいものは目立たせはするけど。

以上、店主の考えが表に現れて、面白いですね、という話でした。  

Posted by つばめ at 18:59Comments(2)