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Posted by チェスト at

2012年11月06日

書に関する一考察。

こんにちは、つばめです。
今回は「書」に関しまして。

古書店を始めて約2年半が過ぎます。
当初、少なかった在庫は少しずつですが増えており
(整理しながらなので増減を繰り返しながら…)、カタチづくられてきてはいます。
が、しかし、書やその周辺の人物に関する知識というのは比例していかないものです。。
たくさんの本に触れれば知識も増えると思う反面、やはり勉強もしなきゃな…とも思うのです。

実際、師匠リゼットさんや多くの先輩方はもともと書に関する知識を持っておられ、
その上でお店を始められています(当然といえば当然ですが)。
私はというと、恥ずかしながらあまり知識が無い状態で始めています。
コンプレックスを感じながら。

まぁ、一言に知識といっても幅が広くて、たとえば文学だったり、芸能だったり、デザインだったり、あるいは人物だったり…
とにかく様々な分野があるわけです。
例えば「文学」にしても、近代文学、現代文学、幻想文学…とそれはそれで網の目状に広がりをみせる世界があって。。

なかなかね、それはそれは深遠で、出口の無い迷路みたいなものですよ。と私は感じるわけです。

とはいえ、この深遠なる書の世界の、すべてを把握するなんて、なかなかできないわけですよ。
うーん、、そう考えると、やはり得意なもの・好みのジャンル、まぁなんでもいいわけですが、
ある程度自分が追求する分野を持つ必要性はどうしてもあるのかなと。

そんな意味では今の「旅」がテーマのお店はそれでいいのかも。と思うのです。
同時に、これまでにない書の楽しみ方・考え方を表現する試みを目指すというスタンス。
が、やはりどうしてもプロの古本屋としては、せめて種々のお客さんの質問などにある程度は答えられる知識が
欲しいな… などと思考が繰り返されるわけですよ。

ベンキョー・ベンキョー ですね。。
『彷書月刊』をじっくり読んだり、昨日近代文学館を巡ったりした、
特にここ数日改めて実感させられたことを記しました。




最近の店内。毎日少しずつ棚をいじっています。


【11月の営業ご案内】
営業日:毎週金・土・日曜日(★但し、11(日)はD&Dでの終日立会日です。)
※金土日以外も在店時は開けております。但し外出時がありますので、事前にお店へお電話いただくのをお勧めいたします。 
  

Posted by つばめ at 12:52Comments(0)